お知らせ
もしもの時に慌てないために――葬儀の準備と心構え

事前に準備しておく3つのこと
ご家族とのお別れは、ある日突然訪れることがあります。
病院からの一本のお電話や、思いがけない出来事によって
「その時」は急にやってきます。
深い悲しみの中で、多くのことを短時間で決めなくてはならないのは、
ご家族にとって大きな負担です。
実際の現場でも、
「まず誰に連絡すればいいのか分からなかった」
「葬儀の形を話し合っていなかったために親族で意見が分かれてしまった」
といった声を耳にすることがあります。
そこで今回は
「もしもの時に慌てないために、準備しておくと安心な3つのこと」をご紹介します。
ほんの少し意識しておくだけでも、心の負担をぐっと軽くすることができます。
1. 連絡体制を整えておく
ご家族が亡くなられた際に最初に必要なのは
「誰に、どう連絡するのか」ということです。
安心につながる準備
・親族や親しい友人、職場などに知らせるべき人をリスト化しておく
・「長男が親族へ」「次男が職場へ」など役割分担を決めておく
・「会社関係は呼ばず、親族だけに」など、連絡の範囲を話し合っておく
突然のときほど混乱しやすいものです。
ご家族で一度、事前に話し合ってみることをおすすめします。
2. 葬儀社・依頼先を決めておく
最も慌てやすいのが「どの葬儀社にお願いするか」ということです。
特に病院で亡くなられた場合は搬送先をすぐに決める必要があるため、
落ち着いて選ぶのは難しくなります。
あらかじめ葬儀社を決めておくメリット
・ご家族の希望に沿ったスタイル(家族葬・一般葬・火葬式など)を事前に確認できる
・費用や会場設備を比較検討して選べる
・そして一番大切なのは「人」です。
ご葬儀は形式や施設だけでなく、
最期の時間を支えるスタッフの姿勢や心配りによって印象が大きく変わります。
セレモニー会館タカダでは、ただ儀式を執り行うのではなく、
**「ご家族に寄り添い、想いを受け止めること」**を大切にしています。
事前相談の際にも、スタッフ一人ひとりが丁寧に耳を傾け、
安心してお任せいただけるよう努めております。
「この人たちなら任せられる」
そう感じられる葬儀社と出会っていただくことが、何よりの安心につながります。
3. 葬儀のスタイルや規模を話し合っておく
実は一番トラブルになりやすいのが
「葬儀の形をどうするか」という点です。
よくあるお悩み
・ご家族は家族葬を希望していたが、親戚から一般葬を勧められた
・誰を呼ぶかを決めておらず、声をかける範囲で混乱してしまった
事前に話し合っておきたい内容の例
・家族葬にするか、一般葬にするか
・招待する人の範囲(親族のみ/友人まで/地域関係者まで)
・ご予算や会場に対する希望(自宅・会館など)
前もって共有しておけば、
いざという時に「迷わず決められる」安心感につながります。
もしもの時に慌てないためには、
- 連絡体制を整えておく
- 葬儀社・依頼先を決めておく(事前相談がおすすめです)
- 葬儀のスタイルを話し合っておく
この3つを準備しておくことが大切です。
葬儀は故人を偲び、ご家族や親しい方が心を寄せ合う大切な時間です。
本来であれば「悲しみと向き合うこと」に集中できるはずが、
準備不足のために慌ててしまうご家族を、私たちは数多く見てきました。
だからこそ、あらかじめ少し準備をしておくことが、ご家族の安心につながります。
セレモニー会館タカダでは、
事前相談や会館見学を随時承っております。
費用や会場のことはもちろんですが、
何よりも「どんな人が、どのように寄り添ってくれるのか」を
知っていただくことが大切だと考えています。
スタッフ一人ひとりが、ご家族の想いを受け止め、
安心してお任せいただけるよう努めております。
ご家族の「もしもの時」に備えて、今できることを
人の温かさとともに一緒に考えてまいりましょう。
セレモニー会館タカダ
葬祭ディレクター 楠明倫